お疲れさまです。
石井 かつなり です。
社長、貴社は今、AIについてどのようなスタンスでしょうか?
- 「うちの製造業とは関係ない」
- 「もう少し様子を見るつもりだ」
もしそうお考えなら、私の30年前の経験をお話しさせてください。
1995年、「デジタルデバイド」はすでに始まっていた
1995年。インターネットが日本に広がり始めた頃、私はその可能性に強く惹かれました。
しかし、多くの経営者から返ってきたのは、「ホームページなんて、うちには関係ない」という言葉でした。
結果、どうなったか。
変化を先送りした企業と、未知の可能性に賭けた企業の間には、今、埋めがたいほどの格差が生じています。
素晴らしい酒を造っていても、情報発信を拒んだ蔵元が、廃業した事例を、私は身をもって知っています。
そして今、AIは第二の「地殻変動」を引き起こしています。
データが示す現実
- 大企業のDX取り組み率:96.6%
- 従業員20人以下のDX取り組み率:25.4%
この深刻な「デジタルデバイド」は、未来の格差を決定づける大きな分水嶺です。
失敗の教訓:「翻訳者」不在の悲劇
社長がAI導入でつまずく最大の理由は、技術の難しさではありません。
かつて私が支援した酒蔵では、社長が導入した最新システムが現場の混乱を招きました。
- 【知識の壁】:システム会社の「API」「JSON」という専門用語が、現場の事務員には全く通じない。
- 【人材の壁】:社長の「思い込み」で現場の担当者が打ち合わせから外され、致命的な業務フローのズレが発生した。
- 【業者の壁】:社長と現場、そしてシステム会社の三者の言葉を正しく「翻訳」する人間が一人もいなかった。
全員が真面目でも、「翻訳者」不在のプロジェクトは脆く崩れ去ります。
DXの本質は「翻訳」にある
自動車工場で培った「現場の言葉」と、インターネット黎明期に学んだ「デジタルの可能性」。
私のキャリアは、その二つを繋ぐDX翻訳者になるための道のりでした。
DXの本質は、高額なAIを導入することではありません。
それは、人と人、人と技術の間に立ち、想いと情報を正しく「翻訳」することです。
あなたの会社の未来を、5年後、笑っている側にしたい。
そのための一歩を、技術や予算の前に、まずは「翻訳」のプロである私と、膝を突き合わせて話すことで見えてくるはずです。
未来を分ける「翻訳者」は誰か
というわけで、今回は、1995年の経験から学ぶ、AI時代の「最初の一歩」のお話しでした。
社長、あなたの会社の「現場の言葉」を、一体誰が「デジタルの言葉」に翻訳していますか?
この問いの答えが、未来の勝敗を分けるかもしれません。

